作曲三昧

作曲家十河陽一の日常、非日常日記。

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祈り

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mugonkan_tokyo
映画スタッフの中の音楽担当者は、映画がほぼ完成した後の短い期間にテーマ曲やBGM、主題歌等多くの曲を書きあげねばならないかなり過酷な立場です。言わば映画製作のアンカーを務めるようなものです。ただ私がいつも感じるのは、自分が最後のスタッフであると同時に最初の観客であるということ。誰よりも先に映画を観賞する権利を与えられ、そこからインスピレーションを得て、映画の背景に奥行きを与える音楽を生み出せたとしたら、それは私にとっての大きな喜びとなります。

今回私が「無言館」から得たイメージを一言で言えば「祈り」。
映像の中に祈りを感じたというより、私自身が祈らざるを得ない、あるいは祈るしかないという思いを強く持ったということです。先日の東日本大震災で、文明の象徴であるビルや車が人命もろとも濁流に飲まれ、まるでおもちゃのように弄ばれる光景を目にした時、私たちは祈るしかなかった。そして、数十年前に戦争によって自己実現の機会を奪われた画学生たちが、死と向き合いながら丹精込めて描き遺した作品を目の当たりにした瞬間、私の中にあったのは、怒りや悲しみではなくやはり祈りでした。

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新宿武蔵野館でのドキュメンタリー映画「無言館」の一般公開が始まります。
初日(5月14日)、主題歌が上映前に計4回披露されるという情報をいただきました。
佐藤真子さん、長丁場がんばってください!

詳細はこちらです

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