作曲三昧

作曲家十河陽一の日常、非日常日記。

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ドイツからのメッセージ

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レーゲンスブルク歌劇場音楽総監督など、世界的に活躍中の指揮者、阪哲朗さんから突然連絡があった。
東日本大震災の被災者の方々に向けて、ドイツから音楽のメッセージを届けたいとのこと。
私も彼の心意気にとても感動したのだが、彼の選んだ曲名を聞いて驚いた。
私の学生時代の怪作「唱歌メドレー」を是非演奏したいから楽譜を送ってほしいというのだ。

「唱歌メドレー」は大昔、京都芸大に数日泊まり込んで、恩師の廣瀬量平先生の
容赦のないダメだしを受けながらやっとのことで完成した、私にとって思い出深いもの。
廣瀬先生が終日研究室に待機して、出来の悪い弟子の最初のオーケストレーションに、
とことん付き合って下さったことへの感謝の気持ちと共に懐かしく思い出される。

思えば、当時の京芸は、美術学部と音楽学部が新校舎で「衝撃のご対面」をした直後で、
自由な学園の空気も辛うじて残っていた時期。その後すぐに警備体制の強化により、
午後九時には完全退出が義務付けられ、学校での寝泊まりなど言語道断となった。
私にとって「唱歌メドレー」は大切な青春時代の証なのかもしれない。
その後約20年の間、京芸の演奏旅行では必ず演奏され続けてきた、ある意味幸せな作品でもある。

4月17日、「あし~た~はまべを~」というドイツなまりの歌声が被災者の方々の心に届くことを切に願う。

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唱歌メドレーほどではないにしろ、4月前半は私にとって懐かしい曲がいくつか演奏されます。
(詳細は右欄をご参照ください)

まず6日に東京で、和谷泰扶さん(ハーモニカ)と福島青衣子さん(ハープ)による「たまゆら(1993)」、
10日は京都で、大嶋義実さん(フルート)と水野雅子さんによる「ソナチネ・春(1996)」、
12日が大阪で高瀬佳子さん(ピアノ)による「風の端(1992)」と続きます。

こちらもとても楽しみです。

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