作曲三昧

作曲家十河陽一の日常、非日常日記。

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「夢幻」収録DVD発売中!

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演奏家としての活発な活動のみならず、日本と中国の懸け橋として活躍中の中国琵琶奏者、葉衛陽さんの来日20周年記念DVD発売中!

拙作「夢幻」、そしてアンコールピースの「水戸月の黄門砂漠」収録。

「国」あるいは「政治」の世界では「人類みな兄弟」などと言うことは夢物語なのでしょうが、文化や芸術の分野では、似ているところ、違うところすべて含め、隣国はまさに兄弟。こんな時代だからこそお互いの文化を理解、尊敬しあう気持を持ち続けていたいものです。

DVDお問い合わせ先 http://ccgd.qee.jp/contact.html

そして・・・

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葉衛陽さん、さくらちゃんによる親子中国琵琶のディナーコンサート(12月10日月曜日、京都ブライドンホテル)、おいしい中国料理と共に親子の中国琵琶を存分に楽しんでいただけます。私がおふたりと筑前琵琶の片山旭星、尺八の橋本岳人山さんのために作曲した日中友好(?)四重奏曲「夢幻」、私の師匠藤島昌壽先生の「おはら節幻想曲」、中国古曲のほか、「チャルダッシュ」や「さくら」などの親しみやすい曲もたっぷりと楽しめるプログラムです。

さくらちゃんはこの夏、遼源国際琵琶文化芸術祭・琵琶演奏国際コンクール・アマチュア少年の部(音楽院の琵琶専攻学生以外の13~18歳・出場者115名)において、弱冠14歳で銀賞を受賞、お父さんの葉衛陽さんも「優秀教師賞」を授与され、本場中国でも着実に知名度を上げつつある期待の中国琵琶親子デュオです。

以下「夢幻」曲目解説です。

夢 幻~むげん~(2007/2012)改訂初演
夢幻は、2007年に葉衛陽氏の委嘱で作曲したものです。もともと中国琵琶、筑前琵琶、二胡の三重奏として書いたものを、今回の再演に際し、中国琵琶の名手 葉衛陽氏、年来の友であり私が最も信頼する筑前琵琶奏者の片山旭星氏の初演メンバーに、尺八の橋本岳人山氏と葉衛陽氏の愛娘であるご存知さくらちゃんが加わった四重奏として全面的に改訂を施しました。

以下は初演時のプログラムノートの転載。

夢幻――壮大な旅のイメージ
中国琵琶と筑前琵琶は、起源を同じくするいわゆる「兄弟楽器」ですが、これほど似ていない兄弟も珍しいように思います。ギターをも凌ぐ音域を持ち、五本の指を駆使して、華麗に疾走する中国琵琶が「兄」とすれば、一つ一つの音に、無限の深みを感じさせる筑前琵琶は「弟」。姿形は似ていても、持ち味は正反対とさえ言えましょう。この2つの楽器によるアンサンブルから、果たしてどのような響きが生れるのか、正直なところ作曲者の私にも、初演を聴くまではっきりとしたことは言えません。ただ、似ていない兄弟を見て彼らの親を連想するように、二つの琵琶の響きが溶け合った姿を想像する時、私のイメージは、極東の日本、中国はもとより、シルクロードの西の彼方、彼らの母なる楽器が生れたであろう、古代ペルシャへと広がっていきます。そして、その壮大な旅のイメージが、「夢幻」という曲名の由来でもあります。新作「夢幻」、ゆったりと楽しんでいただければ幸いです。


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